cornflowerの読書と映画と旅と勉強の日記

思いつくままに、備忘録として

翔んで屈斜路湖  ーマッコウクジラを見に真冬の北海道へー

北海道おさんぽマップ てのひらサイズ (ブルーガイド・ムック)

北海道旅行はシーズン選びと交通手段の確保が重要。そりゃそうだ。

◆知床にマッコウクジラを見に行こうと思った

冬に不意に3連休とか確保出来ると悩ましい。暖かいところに行きたいが、国内になるだろうし。人が多そうなところは避けたいし。
いっそのこと、もの凄く寒いところはどうだろうと思って決めたのは、東北海道無計画の旅。沖縄より航空券も安かったし。監獄の地、網走に行ってみたいと思い、女満別空港入りし路線バスで網走へ。網走刑務所博物館は、リアリティが低そうな気がして通り過ぎ、徒歩、流氷博物館へ。外は吹雪。網走刑務所博物館より先は、人通りもなく、ホワイトアウトな状況。遭難した。

◆知床通行止め

かろうじて、クリオネに会った後は知床斜里へ移動。流氷粉砕船に乗るのを試みるも、時間が合わず、普通に電車で移動。さて、今度は知床へ!と思いきや、吹雪のため交通規制がかかっているとのこと。そもそも、知床行きの電車はないのか。マッコウクジラを見に行くのは至難の技と思い知る。
南下するにも、電車は2-3時間に1本。乗りたかったSLは夏のみの運行。斜里にて宿泊し、計画を練り直すことに。

屈斜路湖へたどり着いた

冬の北海道での「無計画」は「身動きとれずにどうにもならない」「下手したら命とりになる」を意味するということにようやく気がつき、現実的な目的地を設定。そうだ弟子屈屈斜路湖へ行こう!屈斜路湖近くのゲストハウスを予約。
このゲストハウス、銀面雪世界に1軒ぽつんと立っており、周りに何もない。人がいない。店がなければ家もない。広大な雪の大地がキラキラ、遮るもののない広い空で星がキラキラ。
ぼーっと、散策すること15分、たどり着いたのは湯気の出る?湖???
どうも、屈斜路湖の一画に、温泉を掘った人がいるそうで、雪原、氷の湖を眺望できる、絶景露天風呂がそこに。
先客は、大量のオオハクチョウとカモたち。どうも、オオハクチョウを餌付けしている人がいるようで、人に逃げることなく優雅な佇まいでそこに。
心の準備がないと唖然とする光景。
雪原、露天、黄昏、オオハクチョウの羽ばたき、輝く湖・・・、と、ガーガーガーガー。大音量のオオハクチョウの大合唱。風情があるんだかないんだか、特等席で人一人、足浴しつつ、バードウォッチングを楽しんだ。