cornflowerの読書と映画と旅と勉強の日記

思いつくままに、備忘録として

映画「あさひなぐ」

映画『あさひなぐ』 DVD スタンダード・エディション

映画『あさひなぐ』 DVD スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2018/05/16
  • メディア: DVD
急遽、思い立って、漫画「あさひなぐ」32巻読破、Amazon Primeにて実写映画も視聴。

映画、評判良いわりに、う~ん・・・
原作が丁寧に書き込まれてる分、ライトな出来に残念感があるというか。原作のごく序盤しか実写化されていない、呆気なさがあるというか。

角替和枝さんと郁林さんは異様に良かった。柄本家のお母さん、始めて見たけれど、存在感が半端ない。坊主の江口のり子より印象強いってもはや最強じゃ?

他のキャストは、結構ムリがあるような。
何より、言ってることと事実(設定)が噛み合ってないのはかなり違和感が・・・。

チビ、可愛くない→極平均的な身長、可愛い
ノッポ→言うほど背は高くない
剣道経験者→剣道経験者に全く見えない
美人(素)→美人(化粧完璧)
姉弟姉弟に見えない
ヤな尼僧→厳しいだけで良い人

乃木坂48PVにするには、もったいない原作なのに、映画製作者は誰もなんとも思わなかったのだろうか。
乃木坂48番組の番外編で深夜の2時間ドラマでやるのじゃだめなのか?

原作の登場人物たちの泥臭さというか、可愛いくなさというか、口の悪さ、シニカルさが、アイドルの可愛いさで誤魔化されてしまうのはもったいないと思う。試合の中での駆け引きだったり、緊張感もなし。背負うもの、抱えるものも見当たらず。薙刀という競技への敬意も柵(しがらみ)も見えず。

別に薙刀じゃなくても何でも良いじゃん。女子校設定でテニスとかでいいじゃん、とか思い、今になってムシャクシャしてきた。