cornflowerの読書と映画と旅と勉強の日記

思いつくままに、備忘録として

翔んでセブ島 ー現実逃避・ダイビングの旅ー


最強唯一のストレス解消法、絶対、「現実逃避」だ。
そして、手に入る範囲で最強の非現実は、おそらく、海の中にある。
病みに病んだら、海に潜るしかなくね?と、行った、フィリピン・セブ島ダイビングの旅。


◆フィリピンは危険な国?

日本からアクセス良好、物価安、暖かい、遊びやすい。それでも、なかなか行くのに思い切れなかったのは、治安面に不安があったから。

「マニラに到着して空港から出た途端、身ぐるみ剥がされた」

「隣に置いておいたはずのスーツケースがなくなった」

「町中、おしっこくさい」

「フィリピン人はヤバい」

出会う旅人すべてが、「フィリピンだけは止めておけ」というものだから、行くに行けなかった10年前・・・。
それから月日は流れ、フィリピン・セブ島の現在の代名詞は「語学留学」「セブ島留学」。
オンライン英会話の先生の大半もフィリピン人(セブの人が多い)で、テロのマイナスイメージを上回る、親近感あり。
流石に大丈夫だろう、とフラッと行ってみた。

*フィリピン政府も観光収入を確保するために頑張ったようで、スリ、犯罪組織を一掃、大摘発したとのこと。マニラ空港もキレイでした◎


セブ島交通事情

フィリピンへ行ったことはなかったが、土地勘、生活事情に関する知識が微妙にあったのは、周りにセブ島留学経験者がワンサカいたから。
やはり、治安面への懸念は言われていたが、リゾート地マクタン島の行動範囲に限っていえば、観光客、留学生ばかりで、危険度は低そうな。ゲストハウスのオーナーにもアドバイスをもらい、がっつり活動。

<タクシー>
空港からゲストハウスまでは、やむを得ずタクシーで。マクタン島内の移動だったが、130ペソ(約260円)かかった。

<ジプニー>
徒歩で散策、地図チェックで、土地勘がついてきたらジプニーも利用。乗り合いトラック?バス?で、1乗車、驚きの14ペソ(約28円)!マクタンの道路は一直線なので、乗り降り自由なジプニーはかなり便利。ガイドブックには、「スリが多いので使わない方がいい」とあるが、別に大丈夫じゃ?

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<バイクタクシー>
捕まえるのが簡単で好きなところに行ける便利さがある。空港や駅など目的地がはっきりしている場合はバイクタクシーが便利。道で手を挙げれば、誰かが止まってくれる。値段は交渉によるが、タクシー代の半分くらいか?


◆街ブラあれこれ inマクタン島リゾート

予想外だったのは、韓国資本の店(韓国焼き肉)だらけ、韓国人旅行者だらけだった、ということ。
知り合った韓国人にきいたところによれば、「フィリピンは物価が安いので店を出しやすいから」らしい。(日本はセイフティ重視で進出先を選んでいる印象。)

それはともかく、観光名所こそない、もといパッとしないが、ダイビング+食べ歩き+マッサージ三昧は最高!この3本柱が、現地での基本スタイルの梁となる。

<食事>
セブ本島留学生にとってはファストフードが基本食みたいだが、近場にジョリビーがなかったので、ローカル食堂、屋台でのごはん、ばっかり食べた。結構美味しいし滅茶苦茶安い。焼き鳥1本20円也。味付けケチャップの甘い焼き鳥は最高のおやつ。
衛生的な怪しさは当然あるが、お腹を壊すほどではない感じ。
魚の煮込み、ブタのハーブ入り丸焼き、野菜と肉のニンニク炒め、ナスのハサミ揚げ、フライドチキン、シュウマイ屋台・・・結構馴染みがあるもので食べやすい。
ハロハロも炒りピーナッツも果物も美味しい~
(屋台の場合、外国人に「盛る」人と「盛らない」人がいるので注意)

<マッサージ>
1時間全身マッサージ200円という格安店(時間帯は限定される)が存在するのには驚くばかり。
格安店じゃなくても、1000円くらいで、ホットストーン+全身オイルマッサージ+足マッサージのコース90分を堪能出来る。(日本の1/10くらい?)


◆変わったダイビング事情

ツアー参加の場合、話しは別なのだろうが、セブ島って大手ダイビング会社ない?と思ってしまくらい、ダイビング事情が特殊。

マスターを持っている現地のダイバーとコンタクトを取ってもらい(ゲストハウスやツアー受付で)、機材をまた別の誰かから借りてきてもらい、舟はまた別の誰かに出してもらい、海までの移動も別の誰かがバイクに乗せてもらい、所要3時間で即席オリジナルツアー完成、海へ潜ることになる。トータル4500円也(Dive2本、近場だがボートダイブ、潜水時間や場所はその場でリクエスト可)。
加えて、「お姫様ダイビング」を超えた「女王様ダイビング」の様相。ガイド+お手伝い2名は常にご機嫌伺いしてきて、機材も3人掛かりで背負わしてくれる。もはや、楽チン、ラッキーとは思えず、居心地が悪いことこの上なし。売り込みも凄く、全旅程を一緒に過ごす計画を立ててきてゾッとした。

安いのとカスタマイズ出来るのは嬉しいが、サービス過剰にげんなり。海の中でも、写真撮る撮るうるさいし。

結局、程よい距離感の韓国人ダイブショップに、残りのダイビングはお世話になった。さすが韓国人、ガイドも旅行者も、常に冗談、ウソ、ブラックジョークばっかり。ふざけにふざけてはっちゃけてたが、基本、まじめ。本国でも苦労しているようで・・・。日本と同じタイミングで始まった働き方改革でちょっとは良くなったそうだが、一度辞めて、バカンスで立ち直さなきゃいけない状況って、キツい。
軽いけどびっくりするほど優しいのは、苦労してるからか。


◆ツアーへ参加するべきか

現地日本人によれば、答えはNo。
ローカルの公共機関、もの凄く安いので。

例えば、ジンベエザメで有名なオスロブ1日ツアー。ツアー代は約10000円だが、セブ市内からローカル長距離バスを使うと交通費は往復でも1000円を切る(片道4時間以上かかったと思うが・・・)。
ツアーで見るジンベエザメも餌付けされた子どもジンベエなので、ダイバー的には魅力を感じず。ツアーで回るウォーターフォールにも興味はなく・・・。

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結局、マクタンからの交通費2000円(バスステーションまでのタクシー代含む、往復)+食費数百円(ホタルイカ美味)で、オスロブへ行ってみた。

バスの故障で到着は昼過ぎになったが、ジンベエザメの受付で聞くと、即効でダイビングの手配をしてもらえるとのこと。(2Dive8000円、機材等すべて込み。)
ローカルのご家族チームによるサポートの下、いざダイビングへ。
マクタンの海も魚影数が半端なく楽しめたが、オスロブは外の海といった感じで、大物もチラホラ。ナポレオンにタコのつがい。ツナ、ツナ、ツナ。
満喫して帰路マクタンへ。

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