cornflowerの読書と映画と旅と勉強の日記

思いつくままに、備忘録として

DHC通信講座 日英メディカルのすすめ

http://www.edu.dhc.co.jp/course/writing/detail/je_med/

メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック (イカロス・ムック)

メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック (イカロス・ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2018/09/29
  • メディア: ムック

フリーランスの仕事がしたくて始めてみた、人生初の通信講座。へらっ~と始めるには、なかなかパンチのある内容・・・難易度高過ぎた。が、延長なしに修了しました!
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評価がやけに良いのは、最後、課題をまとめて出したために、採点者が修正するのが面倒くさくなったためだと見ている・・・


◆医療翻訳

翻訳者になるには、メインに翻訳する専門分野を決めた方がいいそうで、特許と治験分野は需要が高く翻訳単価も高いとのこと。さらにいうと、英日より日英の方が単価が高いとのこと。

高い方がいいや。じゃあ、医療系で!日英で!

どうせ、稼げるようになるくらい仕上がるまでに時間はかかるだろうし、時間をかける分、元がとれる方がいいと思ったのだが・・・。英語云々の前に日本語がさっぱりという展開に。

医療知識はまだしも、非臨床(動物実験)、薬理、統計へのなじみは薄く、ツケ刃の知識で訳せるほど甘くはなく・・・。むしろ英語以外の勉強をしつつ、課題をすることになりました。


◆数ある医療翻訳の通信講座からDHCを選んだ理由

10万円は吹っ飛ぶので、本当にやるのかは悩んだのですが、元がとれればいいかぁという視点(↓)で熟考し、DHCに手を出しました。

・テキストや課題の解説が丁寧で、添削にはネイティブの目が入っている点
・情報検索ツールの紹介が充実している点
・医療翻訳の日英(中級以上)に関してはエキスパートが少ないせいか、対応する通信講座自体が少なかった
・幅広く「医療翻訳」の基礎を学んでいくよりは、「治験分野」に絞って、すぐ実践に移れる勉強をした方がいいと考えた
・成績優秀者には特典あり


◆参考書

翻訳者にとっての必需品の参考書も購入(会社の補助金で)。

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 I改訂版

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 I改訂版

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 II

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 II

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 III

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 III

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 IV

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 IV

AMA Manual of Style: A Guide for Authors and Editors

AMA Manual of Style: A Guide for Authors and Editors

  • 作者:Jama Network
  • 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
  • 発売日: 2020/03/02
  • メディア: ハードカバー

読みこなす、使いこなすまでには至っていませんが、治験の基礎知識や特有の言い回しを頭に入れるのには最適でかつ貴重なテキスト。↑


◆翻訳の極意は調べもの、借り物競争

学生時代は、辞書を片手に英訳するのが普通だったが、それができたのは、課題の難易度が低く、翻訳に高いレベルを求められなかったから。
辞書みて翻訳も、Google先生にお願いしての翻訳も、ビジネスでやるには現実的でないように思います。
大学院などで英語論文を提出している人、外資系の会社で仕事をしている人にとっては常識みたいですが、日本人が英語で文章を書かなければいけない場合やることといえば、ネイティブの英語論文等から文章を借りてくること。

小説を書くわけでもなし、実務翻訳に文学的表現は不要。
アインシュタインでもなし、そうそう、画期的な研究も発見もない。
となれば、文章は似たり寄ったり。同じ雛型を使えばいいし、参考文章が過去資料のなかにあるだろうというのは必至。

結局、やったことといえば、課題と同テーマな文書(論文、添付文書、海外の産業ニュース、WHO指針など)を読みあさって、借り物文章を物色しつつ、記載内容の理解を深めること。
例えば、無料で閲覧出来る「日本住血吸虫」の論文なんて数が知れてる。読み得る限りの「日本住血吸虫」文書を読み、異様に日本風土病と寄生虫に詳しくなっている自分に戸惑いを覚えて終わる、という謎の修了をした。

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by ギノ